【ワインの基本編②】知っておきたい4種類のワインを初心者向けに簡単解説!

ワインの基礎知識編

こんにちは!

突然ですが、皆さんはワインの種類に何があるのか知っていますか?

「ワインの種類って何のこと? 白ワインとか赤ワインのことかな?」

なんて声が聞こえてきそうですね。

種類と言われてパッと思い浮かぶのが色による分類だと思います。

実は製造(醸造)方法によって、ワインの種類は大きく4つに分類されているんです。

今回は、この4種類について解説していきたいと思います!

ワインについて興味があるけど、本格的な勉強するほどでもないし・・・

なんて躊躇しているワイン初心者の方必見です。

この記事を読むだけで、明日にはワインについてちょっと語れるようになっているはずです♪

それでは、各種類ごとに解説していきますね!

ワインの種類を解説

①スティルワイン

最も一般的なワイン(※二酸化炭素(炭酸ガス) による発泡性を有しないワインのこと

ステイルワインの種類はこれ!

  • 赤ワイン・・・赤ワイン専用ブドウを粒ごと発酵させて仕込む。
  • 白ワイン・・・白ワイン専用ブドウの果汁を発酵させて仕込む。
  • ロゼワイン・・・赤ワイン用のブドウから仕込む。
    1. セニエ法:赤ワインと同様に仕込むが、醸造の途中で果汁のみを抜き取り、別のタンクで発酵させる製法。
    2. 直接圧搾法:赤ワイン用の黒ブドウを使い、白ワインに似た過程で仕込む製法。
    3. 混醸法:黒ブドウと白ブドウを一緒に混ぜ、セニエ法のように発酵させたのが混醸法※赤ワインと白ワインを混ぜているのではなく、発酵前の果実の段階で醸造を行っている。
  • オレンジワイン・・・白ワイン用ブドウを使用して赤ワインと同じ製法で造ったワイン。

ワインの醸造方法はこちら

②スパークリングワイン

発泡性のワイン(※一般的に3気圧以上のガス圧を持ったの総称

スパークリングワインの作り方は以下の5つ!

  1. トラディショナル方式 *伝統的方式、シャンパーニュ方式とも呼ばれる
    • 瓶内二次発酵をさせて作るスパークリングワインの製法です。一次発酵後に瓶の中へ酵母とその発酵を促進するため蔗糖の入ったシロップをワインに加えて作ります。瓶を逆さに立て(ルミアージュ)、定期的に回転(動瓶)させます。その後、瓶口に集まった澱を凍らせて取り除きます。(デゴルジュマン)
  2. シャルマ方式
    • シャンパンが瓶内二次発酵するのに対して、大きな密閉耐圧タンク内で二次発酵をさせる方式です。一度に沢山の量のワインを作れるため、コストを抑える事が出来ます。
  3. トランスファー方式
    • トランスファー方式は、伝統的方式を簡略化して、動瓶と澱抜きという費用のかさむ複雑な工程を省くものです。この製法は伝統的方式よりもコストを抑えて良質のスパークリングワインを造ることができます。
  4. リュラル方式
    • トラディショナル方式と同様に瓶内で発酵を行います。二次発酵でさらに酵母と糖を追加するトラディショナル方式と違い、リュラル方式では一次発酵で残った糖のみを使って発酵させていきます。そのためアルコール度数は低くなります。
  5. 炭酸ガス注入方式
    • 一次発酵が終わったスティルワインに炭酸ガスを注入する方法です。

③フレーバードワイン

薬草、果実、甘味料、エッセンスなどを加え、独特な風味を添えたワイン

代表的なフレーバードワインはこれ!

  1. サングリア
    • ワインにレモンやオレンジなどの果汁や甘味料を入れて、一口大の果物やシナモンなどを混ぜて作るスペインの飲料。
  2. ヴェルモット
    • 主要産地はイタリア、フランス。白ワインをベースとして、ニガヨモギ等の香草・薬草を配合、スピリッツを加える。カラメルなどで着色され、赤や白がある。

④フォーティファイドワイン(酒精強化ワイン)

醸造工程中に40度以上のブランデーやアルコールを添加してアルコール度数を高めたワイン

世界3大酒精強化ワインはこれ!

  1. ポート(ポルトガル)
    • ポートワインは、まだ糖分が残っている発酵途中のワインにブランデーを加えて酵母の働きを止めるのが特徴です。ベースとなるワインはあちらこちらで作られていますが、最終的に熟成する地域が指定1されていて、そこで最低3年間、樽の中で熟成されたものだけが、ポートもしくはポルトと呼ぶことができます。赤と白があり、赤は輝くルビー色で「ポルトガルの宝石」なんて呼ばれていますよ!
  2. マディラ(ポルトガル)
    • ポルトガル領マデイラ島で造られる酒精強化ワインです。酒精強化の際に添加される蒸留酒は、ブドウから造られた中性スピリッツで、アルコール度数を95%に上げた蒸留酒(ブランデー)が添加され、最終的には17%~22%に調整されます。
    • 特徴的なのは発酵を停止した後、最低90日間、45 – 50℃程度の比較的高温で熟成させる手法(エストファ)または、暑い環境でワインセラーの上方の階で2年間保存する手法(カンテイロ)のどちらかにより穏やかに加熱熟成される事です。
  3. シェリー(スペイン)
    • スペイン・アンダルシア州カディス県ヘレス・デ・ラ・フロンテーラとその周辺地域で生産される酒精強化ワインです。シェリーは英語名であり、スペイン語ではビノ・デ・ヘレス( ヘレスのワイン)と呼ばれます。原料は白ブドウのみが用いられ、蒸留酒やリキュールではなく、白ワインの一種なんです。
  1. ポルトガル政府は同国北部を流れるドウロ川上流(アルト・ドウロ地区)をポートワインの法定区域と定め、この地区で栽培された葡萄を原料とした酒精強化ワイン(vinho fortificado)のみにポートワインの商標を認めている。 ↩︎

まとめ

①ステイルワイン・・・最も一般的なワイン(※二酸化炭素(炭酸ガス) による発泡性を有しないワインのこと)

②スパークリングワイン・・・発泡性のワイン(※一般的に3気圧以上のガス圧を持ったの総称)

③フレーバードワイン・・・薬草、果実、甘味料、エッセンスなどを加え、独特な風味を添えたワイン

④フォーティファイドワイン・・・醸造工程中に40度以上のブランデーやアルコールを添加してアルコール度数を高めたワイン

いかがでしたか?ワインの種類について上記4種類をまずは覚えてみましょう!

辛口から極甘口まで、ワインの種類は想像できないほどに沢山あります。

ちょっと気になるな、どんなワインかな、これはどんな意味なんだろう、そんな小さな疑問を解決出来るように随時記事を更新していきますね!ではまた!

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